簡単にできる検査【角度計】

2018年4月29日 ブログ

次は角度計について記録を残してみたいと思います。

これも良く販売しているのですが中々使用している現場を見ないのですが必要な検査となると思います。

種類

プラスティック角度計・プラスティック角度計(小)・指関節用・メルトゲン・東大式角度計・神中式整形用角度計・三関節式角度計・角度計Reboとあります。

角度計は関節可動域(ROM)とはどのくらい関節が動くのかを角度で示すものです。

角度計の目的はROMテスト(他動的な関節可動域検査)によって、関節の構築学的異常や軟部組織伸張性についての情報を得ることができる。

関節可動域(ROM=Range Of Motion)とは、体の各関節が生理的に運動することができる最大範囲を角度で示すものです。関節可動域を測定することで、関節に異常がないかを調べることができます。関節可動域(ROM)を測定すると、次の3つのメリットがあります。

1・障害の程度を判定できる

2・関節可動域が狭くなっている原因を発見できる

3・治療の効果を判定できる

関節可動域は、関節を取り巻いている靭帯や腱、筋肉、関節包が柔軟か強固かで決まってきます。靭帯や腱、筋肉、関節包が柔軟であれば、関節可動域は大きくなり、強固であると小さくなります。リウマチや骨折の後遺症などで関節可動域が小さくなると、日常生活動作に支障が出てくるため、関節可動域が小さい場合は、関節可動域訓練(ROM訓練)を行って、関節可動域を広げる必要があります。

自動運動にて関節の可動性が制限されている場合、他動運動にて関節の最終域(end feel)を評価します。

他動運動では、できるだけ痛みが生じない姿勢から始め、できるだけ筋活動が生じないようにリラックスした状態で行います。

ゆっくりと圧を加え、関節を動かします。対象者の反応をみながら、徐々に圧迫を強くし、痛みの限局部位を特定します。

他動運動による骨や関節などの運動状況、また伸張される皮膚表面や皮下組織筋、腱の触診を合わせて行い、左右差の有無、圧痛(点)や放散痛などの有無と程度について評価します。

~よくわかる理学療法の検査・測定・評価より引用~

測定方法

1・関節可動域は、他動運動でも自動運動でも測定できるが、原則として他動運動による測定値を表記する

2・角度計は十分な長さの柄がついているものを使用し、通常は5°刻みで測定する。

3・手指および足指では角度計のあてやすさを考慮して、原則として背側に角度計をあてる。

4・基本軸と移動軸の交点を角度計の中心に合わせる。また、関節の運動に応じて、角度計の中心を移動させてもよい。必要に応じて移動軸を平行移動させてもよい。

5・多関節筋が関与する場合、原則としてその影響を除いた肢位で測定する。たとえば、股関節屈曲の測定では、膝関節を屈曲しハムストリングをゆるめた肢位で行う。

6・肢位は「測定肢位および注意点」の記載に従うが、記載のないものは肢位を限定しない。変形拘縮などで所定の肢位がとれない場合は、測定肢位がわかるように明記すれば異なる肢位を用いてもよい。

7・筋や腱の短縮を評価する目的で多関節筋を緊張させた肢位で関節可動域を測定する場合は、測定方法がわかるように明記すれば多関節筋を緊張させた肢位を用いてもよい。

【肩関節】
1・前方挙上=片方の手で患者の肘を上から持ち、もう片方の手で手首を下から持って、腕を挙上させる。
2・内旋・外旋=腕を下した状態で、腕を側方に広げて、ゆっくりと頭上まで挙上させる。

【肘関節】
1・内旋・外旋=腕を90°外転させて肘を曲げて前腕を立てる。そこから、頭側と足側に前腕を倒すように動かす
2・屈曲・伸展=掌を上にして腕を伸ばす。手の指を肩につけるように肘を曲げてから、肘を伸ばす。

【手関節】
掌屈・背屈=肘を立てた状態で、片方の手で手首を固定する。もう片方の手で指を曲げながら手首を前に曲げ、指を伸ばしながら手首をそらす。第2~5指までの指の屈曲・伸展運動も一緒に行います。

【母指】
屈曲・伸展=手関節を固定して、母指の曲げ伸ばしを行う。手指全体で丸めるように曲げ、掌全体で伸ばすようにする。

【股関節・膝関節】
1・伸展挙上=膝を伸ばしたまま、下肢を挙上させる。
2・内転・外転=踵と膝を下から持って、下肢全体を数㎝持ち上げる。その後、外へ開いていく。このとき、つま先が常に上に向くように(外旋しないように)気を付ける。
3・内旋・外旋=股関節と膝関節を90°で曲げ、足部を内側へ(内旋)、外側へ(外旋)と動かす。
4・屈曲・進展=踵と膝を下から持って、下肢全体を持ち上げる。膝を曲げて、胸に近づける。その後、脚を伸ばして元の位置に戻す。これで、膝と股関節の屈曲・伸展を同時に行うことができる。

【足関節】
背屈=片方の手で踵をつかみ、そのまま前腕で足底を支える。もう片方の手で、下腿を上から持って固定する。踵を引っ張り、前腕で足底を押しながら背屈させる。

測定の表示について

1・関節可動域の測定値は、基本肢位を0°として表示する。
たとえば、股関節の可動域が屈曲位20°から70°であるならば、この表現は以下の2通りとなる。

・股関節の関節可動域は屈曲20°から70°(または屈曲20°~70°)
・股関節の関節可動域は屈曲は70°、伸展は-20°

2・関節可動域の測定に際し、症例によって異なる測定方法を用いる場合や、その他関節可動域に影智を与える特記すべき事項がある場合は、測定値とともにその旨併記する。

・自動運動を用いて測定する場合は、その測定値を()で囲んで表示するか、「自動」または「active」などと明記する。

・異なる肢位を用いて測定する場合は、「背臥位」「座位」などと具体的に肢位を明記する。

・多関節筋を緊張させた肢位を用いて測定する場合は、その測定値をく〉で囲んで表示するが、「膝伸展位」などと具体的に明記する。

・疼痛などが測定値に影響を与える場合は、「痛み」「pain」などと明記する。

 

調べるとこれくらですかね。まだまだ各部位についての検査法がありますが角度計と違ってくると思うのでここで終了とします。