簡単にできる検査【知覚計】

2018年4月30日 ブログ

第3弾です。

知覚計も販売したことがありますが数本です。何となくイメージはありますが詳しくは知らないので記録を残したいと思います。

種類は吉村式知覚検査器・ルーレット式知覚計・オイレンブルヒ式知覚計とあります。

知覚計は表在感覚(触覚)の検査です。

観察項目

・左右の感覚の違い

・同一肢において近位部と遠位部の感覚の違い

・上肢と下肢の感覚の違い

・感覚消失・過敏・鈍麻の有無

評価手順

1・感覚障害の程度は健常と思われる部位に刺激を加え、その感覚を10点とすることを説明する。

2・次に障害部位に同じ強さの刺激を加えて、その部分の感覚が何点かを答えさせる。

感覚検査を行う意義と目的

1・診断の補助として活用する。

脊髄損傷などで用いられる検査にデルマトームがあります。脊髄の障害であればデルマトームを用いることで、例えばお臍から下が感覚鈍麻していることがわかれば、第10胸髄以下の障害を疑うことができます。

2・動作への影響を知ることができる。感覚障害の程度を知ることで、立位や歩行のふらつきとの因果関係を知ることができます。

3・リハビリ内容を示唆することができる。もし、感覚障害があると、外界の情報(感覚)が身体にどのような影響があるのかを認知することができません。つまり、外部環境に身体が上手く適応できなくなるいうことです。

検査のポイント

すぐに反応ができるのか?

感覚検査を行うにあたって、最初に診るべき重要な所見です。
例えば、脱髄疾患では、有髄神経が侵されていますので、神経の伝導速度が低下しています。
そのため、感覚が遅延していないかの有用な手掛かりになります。
また、「すぐに返事する」というのは比較的患者さんが理解しやすいものです。
ここで反応がないと、検査を十分理解できていない可能性があります。
もし、検査を十分理解できていないのであれば、説明し直す必要がありますし、返答の仕方を工夫する必要もあります。
もしくは、本当に「感覚消失」の場合があります。「感覚消失」であることが判定できれば、もう評価は終了です。

場所は合っているか?

反応に違いがないか?

障害部位と左右や顔面などの正常と思われる部位で比較します。
脳卒中の場合は、高位の感覚路が障害されていますので、基本的には片側の手足のどこを触れても同じように障害されていると考えていいです。
表在感覚においては、指や足底の皮膚が硬かったり、乾燥していると感覚受容器の問題で鈍麻していることもあります。
また、糖尿病では四肢末梢に感覚障害がみられるなど、疾患特有の障害もあります。
糖尿病の末梢神経障害や脊髄損傷などでは、通常、障害部位から徐々に正常部位へと進めていき、障害の範囲を特定していきます。

鈍麻や過敏の程度?をみる。

表在感覚の検査は他に痛覚・温度覚とあります。

痛覚はピンまたは針で皮膚を軽く刺激する。痛みを感じたらすぐに答えさせる。
答えが遅れる場合があれば遅延痛覚といい脊髄勞の下肢にみられる。

温度覚は・温水(40~45°)と冷水(10°ぐらい)をいれた試験管を皮膚に触れる接触面積は常に一定にし接触時間は3秒ぐらいにする。
左右対称に刺激し,「温かい」か「冷たい」を答えさせる。

 

 

こんなところでしょうか。